スポンサーリンク

オッズ表(馬連・単複バランス表)の見方と作り方

2017年5月28日オッズ競馬予想講座

今回は、オッズ表のⅡの部分、「馬連・単複バランス表」の見方を解説します。

赤枠で囲った部分、狭義の「オッズ表」の部分ですね。

ヘッダー部、馬連・単複比較馬連マトリクス表ワイドマトリクス表

今回解説する馬連・単複バランス表こそオッズ理論の根幹であり、一番大事な部分ですので、その見方をしっかりと押さえていただきたいと思います。

※以下、「オッズ表」=「馬連・単複バランス表」とします。

 

スポンサーリンク

オッズ表(馬連・単複バランス表)の見方をざっくり解説

あらためて、こちらが馬連・単複バランス表です。

フルゲート18頭分の枠がありますが、このレースは8頭立てなので若干寂しいですね。

馬連・単複比較

 

馬連、単勝、複勝の欄について

馬連と単勝の欄は、オッズの低い方から順に馬番とオッズを並べたものです。

複勝と複勝人気の欄は、単勝の馬番の複勝オッズと複勝人気を記したものです。

 

断層について

次に断層について。

馬連・単複比較

馬番⑤と③の間を始め、所々黒い壁のような図形がありますが、これこそがまさしくかの有名な(?)断層です。

下の方、馬連断層、単勝断層という欄は、断層の大きさを表す小数点以下2桁の数値になります。

この数値の大きさと、断層の図形の大きさがリンクしていることがお分かりいただけると思います。

 

順位変動について

最後に順位変動について。

馬連・単複比較

馬番⑧と②、そして⑦と⑥には、馬連と単勝の欄をまたぐように×印がありますね。

このように馬連の馬番と単勝の馬番を線で結ぶことにより、馬連 対 単勝での順位変動がひと目で分かるようになります。

 

オッズ表(馬連・単複バランス表)の作り方を細かく解説

ざっくりとした説明は以上になります。

以降では、オッズ表の見方を細かく、きちんと理解したいという方のために、オッズ表の作り方を解説します。

オッズ表の見方を根本からご理解いただくには、オッズ表の作成プロセスを見ていただくのが一番良いからです。

 

元ネタ(2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別 午前9時30分のオッズ)

まずは、オッズ表の元ネタであるオッズを載せておきます。

オッズは全てレース当日、午前9時30分時点のものです。

 

2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別 午前9時30分のオッズ(馬番順)

単複オッズ

単複オッズ(馬番順)

馬連オッズ

馬連オッズ(馬番順)

相変わらず馬番順のオッズでは何も分かりませんが、このオッズからオッズ表が生まれるのです。

 

もう一度完成形を見ておきましょう。

馬連・単複比較

今からこれを作っていきます。

途中疑問に思う箇所があるかもしれませんが、そういうものだと割り切って、とりあえず最後まで読んでみてください。

 

プロセス1:馬連の人気順に馬番とオッズを並べる

最初は馬連から。

最もややこしいのがこの馬連の加工なのですが、馬連が終わってしまえば単勝と複勝は楽勝なので、がんばってください(苦笑)

 

まず、馬連1位の馬を求めましょう。

馬連オッズを人気順に並べると、こうなります。

③-⑤ 5.3
①-⑤ 5.7
⑤-⑧ 9.0
①-③ 9.5
(以下省略)

 

馬連オッズの1番人気③-⑤、そして2番人気①-⑤の両方に絡んでいるのは、⑤ですね。

そこで⑤を馬連1位の馬とし、オッズ表のここに据えます。

オッズ表_馬連1位据え

 

次に、この馬連1位⑤を軸とし、⑤流しの馬連オッズを取得していきます。

①-⑤ 5.7、②-⑤ 9.8、③-⑤ 5.3、④-⑤ 31.8、⑤-⑥ 59.1、⑤-⑦ 51.5、⑤-⑧ 9.0

 

オッズの低い方から並べ替えます。

③-⑤ 5.3、①-⑤ 5.7、⑤-⑧ 9.0、②-⑤ 9.8、④-⑤ 31.8、⑤-⑦ 51.5、⑤-⑥ 59.1

 

これらの馬番とオッズを、オッズ表に記していくとこうなります。

オッズ表_馬連流し据え

⑤を軸とした馬連の総流しを、左側からオッズの低い順に並べていった格好です。

 

ややこしいのは、馬連オッズ1番人気の5.3倍というオッズが人気「2」の場所にあるということ。

オッズ表_馬連人気2の説明

この場所の人気「2」は、「馬番③は馬連2位!」ということを表しているのです。

「人気」というより、馬連オッズを使って求めた「馬の順位」というニュアンスですね。

「馬連2位③のオッズは5.3倍」という言い方をするのですが、いずれにしてもややこしい……。

まぁ、慣れれば大丈夫です。

 

プロセス2:馬連1位の場所にオッズを入れる

では次。

ここがポッカリ空いている問題を早く片付けたいですね。

オッズ表_馬連1位のオッズ空白

この人気「1」の場所には、どのオッズを持ってくるのか?

 

馬連は2頭の馬番の組合せですから、⑤-⑤という馬連はあり得ません。

そこで、馬連2位③と馬連3位①との組合せ、①-③の馬連オッズを取得してここに埋めるのです。

①-③の馬連オッズは9.5なので、こうなります。

オッズ表_馬連1位のオッズ据え

すると左側からオッズの低い順にならなくなってしまいますが、これでOK。

理由は後で分かります。

 

プロセス3:馬連の断層を描く

断層に取り掛かりましょう。

断層とはオッズの差のことでしたね。

 

まずは馬連2位③と馬連3位①の差を求めます。

この2箇所のオッズを使います。

オッズ表_馬連断層2人対3人

【計算式】後ろの馬のオッズ ÷ 前の馬のオッズ

【計算結果】5.7 ÷ 5.3 = 1.075…

 

計算結果1.075…を小数点第3位で四捨五入し、下の馬連断層の欄に記入します。

オッズ表_馬連2位断層数値記入

これでOK。

仮に③と①のオッズが全く同じなら、馬連断層の数値は1.00となります。

従って、当たり前ですが数値が大きければ大きいほど2者の間の断層(=オッズの差)は大きい、ということになります。

 

同じようにして、残りの断層も計算していきましょう。

オッズ表_馬連断層その他同様

 

計算した断層の数値の大きさに合わせて、黒い壁のような断層の図を描いていきます。

オッズ表_馬連断層記入

ちなみに、これまで断層という言葉を普通に使ってきましたが、厳密には1.45以上の差のことを断層と言います。

1.45未満の差は断層とは呼ばず、むしろ差は無いものと見なすのです。

上の図の場合、③と①の差は1.08ですので、これは断層ではなく、ほぼ同程度の人気・実力と見なします。

 

さて、またポッカリと空いている場所がありますね。

そう、ここ、⑤と③の断層です。

オッズ表_馬連1位の断層空白

今まで通り、後ろの馬のオッズ ÷ 前の馬のオッズ という計算式で計算すると、

5.3 ÷ 9.5 = 0.557…となり、1.00未満の何ともおかしな数値になってしまいます。

 

よってここだけは今までの計算式の項を逆にして、

前の馬のオッズ ÷ 後ろの馬のオッズ という計算式にします。

 

すると 9.5 ÷ 5.3 = 1.792…となり、1.00以上だから正常な差の数値になります。

ここの断層の計算だけは特殊なのです。

オッズ表_馬連1位の断層数値記入

先ほどの「オッズ表作成のプロセス2:馬連1位の場所にオッズを入れる 」の手順を思い出していただきたいのですが、馬連1位のところのオッズ9.5は、馬連2位③と馬連3位①との組合せ、①-③のオッズでした。

断層の計算には2つのオッズが必要であるため、馬連1位のところのオッズが埋まらないと、馬連1位⑤と馬連2位③との間の断層を計算することができません。

「オッズ表作成のプロセス2:馬連1位の場所にオッズを入れる 」のプロセスを経ることで、馬連1位⑤と馬連2位③との間の断層を計算することが可能になる、というわけですね。

 

……ややこしいですが、慣れれば違和感もなくなります。

最後に断層の図を描きましょう。

オッズ表_馬連1位の断層図記入

これでようやく馬連の作業は完了です。

ここまで来れば終わったも同然!

 

プロセス4:単勝の人気順に馬番とオッズを並べる

単勝は馬連に比べて圧倒的に楽です。

1つの馬番に対してダイレクトにオッズがついているわけですから、単純に単勝オッズの順に左から並べていけばOKです。

オッズ表_単勝オッズ記入

 

プロセス5:単勝の断層を描く

単勝の断層を計算します。

計算式は単純に、後ろの馬のオッズ ÷ 前の馬のオッズ で問題ありませんね。

オッズ表_単勝断層数値記入

 

単勝断層の数値の大きさに合わせて、断層の図を描きましょう。

オッズ表_単勝断層記入

これで単勝のプロセスは完了!

 

プロセス6:複勝オッズと複勝人気を記入する

次に複勝です。

馬連と単勝はそれぞれオッズの低い順に左側から並べましたが、複勝に関してはそうではありません。

単勝の馬番に合致する複勝オッズを取得し、単勝オッズの下に記入するのです。

 

例えば、単勝1番人気⑤サイモンラムセスの複勝オッズは1.1~1.2ですから、このように記入します。

オッズ表_複勝オッズ1人のみ記入

 

残りの馬番に関しても同様に複勝オッズを記入し、複勝人気も記入します。

オッズ表_複勝オッズ記入

これで複勝のプロセスも完了です!

 

プロセス7:馬連と単勝の順位変動を線で結ぶ

いよいよ最後のプロセスとなりました。

②と⑧、および⑦と⑥のように、馬連と単勝で順位が変動している場合、このように線で結んでいきます。

オッズ表_クロス記入

こうすることで、馬連と単勝で順位が変動していることが一目瞭然となります。

 

以上をもって、2016年5月8日(日)京都9R鴨川特別のオッズ表は無事、完成しました!

 

改めて、オッズ表(馬連・単複バランス表)の見方

改めて、完成したオッズ表を見てみましょう。

馬連・単複比較

馬連5位②の後ろには3.24という巨大な断層があり、④以下とは明らかな差があることが分かります。

また、馬連、単勝ともに3位の①は、複勝では2位に順位を上げていることが分かります。

馬連 対 複勝、そして単勝 対 複勝という異なる券種間で順位変動があるということですね。

さらに、馬連5位の②が単勝では4位に上がっている一方、馬連4位の⑧は単勝では5位に順位を下げています。

馬連 対 単勝でも順位変動があるということです。

 

このようなことが、オッズ表にすると一瞬で把握できるのです。

 

補足事項

A~Eの記号の意味

A~E

オッズ表にはA~Eのアルファベットが並んでいますが、これは馬を人気順にグループ分けした記号です。

  • A・・・上位人気馬(馬連1~4位)
  • B・・・中穴馬(馬連5~8位)
  • C・・・穴馬(馬連9~12位)
  • D・・・大穴馬(馬連13~16位)
  • E・・・超大穴馬(馬連17~18位)

私は「A群」「B群」・・・と呼んでいますが、「Aチーム」や「A班」など、好みで構いません。

このグループ分けはあくまで馬連の順位で行います。

例えば上のオッズ表では、②は馬連5位だが単勝では4位となっていますが、この場合、②はA群ではなく、B群に属すると見なします。

このようにグループ分けすることで、予想する際に「重馬場であるからA群だけでは絶対に決着しない」、などと表現することが可能になるのです。

 

レース結果反映後のオッズ表

最後に、オッズ表にレース結果をどのように反映するかを説明します。

これがレース結果反映後のオッズ表です。

オッズ表_結果反映済

このレース(2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別)の結果は次の通りでした。

1着①スズカルパン
2着⑤サイモンラムセス
3着②シンボリジャズ

お分かりの通り、1着の馬番を赤、2着の馬番を黄色、3着の馬番を水色で塗りつぶします。

同着がある場合、例えば1着馬が2頭いる場合は、2頭とも赤く塗りつぶします。

 

おわりに

オッズ表(馬連・単複バランス表)の見方と作り方の説明は以上になります。

お疲れ様でした。

今回はちょっと長かったので、次回はサクッと、オッズ表のⅠの部分「ヘッダー部」の見方を説明します。


PAGE TOP