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オッズ競馬予想の手順

2017年4月11日オッズ競馬予想講座

今回は、オッズ表を使ったオッズ競馬予想の手順を具体的に述べる。

競馬予想にオッズ表という武器を取り入れたいという方には、絶対に読んでほしい投稿だ。

先に断っておくと、前回までの3つの投稿を既に読み終えているという前提で話を進める。まだ読んでいないという方、特にオッズ競馬予想は初めてという方は、できれば先に以下の3つの投稿を上から順に読んでほしい。



 

読んでいただいただろうか?

それでは実際のレースのオッズ表を使って、オッズ競馬予想の手順を解説しよう。

 

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2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別

予想するのは、2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別だ。

 

オッズ表

こちらだ。

レース当日、午前9時30分のオッズを使って作成したオッズ表である。

オッズ表_完全版

このオッズ表を使って予想していく。

 

予想手順1:外的要因を確認する

まずは真っ先に外的要因を確認しよう。

オッズ表_ヘッダの外的要因

馬場状態は良馬場、重賞でもないし、ハンデ戦などでもなく、外的要因は弱い。

 

予想手順2:レース判定を確認する

オッズ表_ヘッダの穴レース候補

レース判定欄を確認し、レースの傾向(堅いか荒れるか)をざっくりと判断する。

基準は以下の通りだ。

  • 単勝30.0倍未満の頭数⇒10頭以上で×(荒れる傾向)
  • 複勝3.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、2頭以下で×(荒れる傾向)
  • 複勝4.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、4頭以下で×(荒れる傾向)

まず単勝30.0倍未満の頭数を確認することで、出走馬の実力が拮抗しているかどうかを見る。

単勝オッズが30.0倍未満の馬、つまり馬券圏内の馬が多ければ多いほど出走馬の実力が横並びのレースと考えられる。

 

次に複勝3.0倍未満、複勝4.0倍未満の頭数というのは、上位人気馬の弱さを計る指標だ。

複勝オッズ(上限の方の値。複勝オッズ1.1~1.3の場合、1.3の方)が低い馬が5頭も6頭もいるようなレースでは、それらの馬だけで決着してしまう場合が多い。

逆に、複勝3.0倍未満、複勝4.0倍未満の頭数が少ないということは、上位人気馬の馬券が売れていないということである。言い換えると、上位人気馬が弱いということだ。

 

単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上と実力が拮抗しているレースで、なおかつ上位人気馬が弱いとなれば、穴馬(下位人気馬)にも十分チャンスがある。

すなわち、荒れる傾向にあるレースというわけだ。

 

改めて見てみよう。

オッズ表_ヘッダの穴レース候補

単勝30.0倍未満、複勝3.0未満、複勝4.0未満のいずれもが×ではない。

荒れる可能性は低いということだ。

(単勝標準偏差の値は小さい。つまり単勝オッズのバラツキの範囲が狭く横並びということなのだが、少頭数のレースではあまり参考にならない。)

 

予想手順3:1番人気の判定を行う(馬連1番人気のオッズ、単勝1位の馬の単勝オッズ・複勝オッズを確認する)

1番人気のオッズを確認する理由も、レースの傾向(堅いか荒れるか)を判断するためだ。

特に馬連1番人気のオッズが高いと穴レースとなる傾向にある。

 

基準は以下の通り。

  • 馬連1番人気のオッズ⇒8.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の単勝オッズ⇒3.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の複勝オッズ(※)⇒2.0倍以上で×(荒れる傾向)
    ※複勝オッズは上限の方のオッズで判断する。例えば複勝オッズ1.1~1.3の場合、1.3の方で判断する。

 

さて、馬連1番人気のオッズは、紛らわしいがここだった。

馬連1番人気オッズの場所

馬連1番人気のオッズは5.3倍である。

そして単勝1位⑤の単勝オッズは2.2倍、複勝オッズは1.1~1.2倍だ。

いずれのオッズも穴レースの傾向を示していないため、堅く収まる可能性の方が高い。

 

予想手順4:オッズ・断層・順位変動を中心に全体を見る

オッズ表全体をよく観察しよう。

抽象的だが、オッズ表を見る時の観点は以下の通りだ。

 

・上位人気馬のオッズが高いか低いか?

上位人気馬、特にA群の馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズが高い場合、上位人気馬は信用できず、荒れる傾向にある。

 

・穴馬(C群以降の下位人気馬)のオッズが高いか低いか?

一方で穴馬(C群以降の下位人気馬)の馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズが低い場合、穴馬が馬券圏内に食い込むチャンスあり。

 

・確固たる断層があるか?

上位人気馬A群、B群に、馬連と単勝で揃った大きい断層がある場合、穴馬(C群以降の下位人気馬)の台頭が阻まれ、堅く収まる傾向にある。そうでない場合、穴馬が台頭する荒れるレースになりやすい。

 

・上位人気馬(A、B群)の順位変動が激しいか?

上位人気馬A群、B群の順位変動が激しく、馬連と単勝を結ぶ線が複雑に入り組んでいる場合、上位人気馬は信用できず、荒れる傾向にある。

 

このような観点でオッズ表を眺め、穴馬の台頭は有り得るか?はたまた上位人気馬だけで決着してしまうか?といったことを判断するのだ。

改めてオッズ表を見てみよう。

馬連・単複比較

全体的に馬連と単勝の順位変動が少ないことが分かる。

そして何と言っても馬連5位のところにある3.24の巨大な断層が目を引く。

今までの手順でこのレースは堅く収まりそうだということが分かっているから、この断層を突破し、④⑦⑥が馬券に絡むことはどうやら無さそうである。

 

さらに、馬連1位、馬連3位の位置にも馬連と単勝で揃った断層がある。

このように順位変動が少なく、穴馬(下位人気馬)の台頭を妨げるように断層が揃っているレースは、「バランスが取れている」と表現する。

 

逆に、断層もない、あったとしても馬連と単勝で位置がずれてる、あるいは順位変動が激しいというように、全体的な「バランスが崩れている」レースというのは穴レースになりやすい。

穴レースの典型的なオッズ表は別の投稿で紹介するが、これだけは前もって覚えておいてほしい。

 

要するにオッズ表全体のバランスが取れているかいないか、パッと見た感じぐちゃぐちゃか整っているかを見ることが、レースの傾向を判断する上でとても重要なのである。

 

予想に戻ろう。

次は馬を個別に見ていく。

馬連・単複比較

まず馬連1位の⑤。馬連、単勝ともに断層を形成している上に、単勝オッズ、複勝オッズも低く、非常に安定した1番人気である。

少なくとも3着は外さなそうだと感じる。私のような穴党にとっては面白くないレースの典型だ。

 

次に馬連2位の③、同3位の①だ。

微妙である。馬連オッズが5.3、5.7だ。高くはないが低くもない。本当に上位人気馬が突出している場合は、2倍~3倍台をつけることもざらだ。

 

さらに複勝オッズである。③が1.2~1.9、①が1.2~1.8。

これも高くはないが低くもない。

複勝オッズを判断するときには基本的に上の方のオッズ、すなわち③なら1.9、①なら1.8の方を使うことが多いが、それぞれ信頼するには少々心許ない数値である。

 

よって、上位人気馬3頭が1~3着を独占する可能性はそう高くないと判断して差し支えない。非常に安定している馬連1位の⑤が馬券に絡むとすると、③と①のどちらかは馬券圏外になると考えるのが妥当だ。

 

では、③と①の両方が馬券圏外になる可能性はどうか?

オッズ表を見ると、馬連3位の位置に大きくはないが断層があることが分かる。

そもそも堅く収まりそうなレースなのだ。③と①の両方とも馬券圏外になる可能性は低い、と見ておいた方が良いかもしれない。

 

次に馬連4位の⑧、同5位の②だ。

馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズのいずれも十分馬券圏内である。

この場合⑧と②の両方を馬券に組み込まなければならないが、あえてどちらかを選ぶとすると間違いなく②である。

 

理由はまず馬連5位の位置、3.24の断層の存在だ。

このように下位人気馬(穴馬)の台頭を阻む決定的な断層を、私は「ストップ断層」と呼んでいる。

(もう少しセンスのいい呼び方はないものだろうか・・・)

 

とにかく、ストップ断層の直前(すぐ左側)に位置する馬は非常に良く馬券に絡むのだ。

決定的な理由は分からないが、数百レースのオッズ表を見てきた私にははっきりと断言できる。

 

ということは、②は絶好のポジションにいるということになる。

しかも②は馬連では5位だが、単勝、複勝ともに4位に順位を上げている。②中心に馬券を買っても良い程の材料が揃っているのだ。

 

よって、⑧と②どちらかを選べと言われたら、オッズ表で見る限りは②で決まりなのである。

ただ、⑧が馬券に絡まないという明確な根拠はないから、やはり⑧を捨てる(カットする)ことはできない。

 

最後に残りの馬、④⑦⑥だ。

④だけは唯一馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズともに馬券圏内だが、馬連5位の位置、3.24の断層に阻まれ、馬券圏内は厳しそうだ。

 

予想手順5:レース傾向の最終判断を行う(堅い/中穴/穴/大穴のいずれかを選ぶ)

上記予想手順1~4を総合的に判断して、「どのグループまでが馬券に絡みそうか」という視点で判断するといい。

 

このレースは上位人気馬5頭、ほぼA群で決着しそうだ。やはり堅いレースだと判断できる。

仮にA群だけで収まらずB群の④⑦⑥が絡みそうだと判断できるなら、中穴レースということになる。

 

予想手順6:買いか見送りかを決める

このレースは堅く収まると判断できた。

穴党の私はこの時点で「見送り」とするが、本命党の方はこういうレースこそ「買い」と判断されるかもしれない。

 

いずれにせよ、買いか見送りかの判断基準は人それぞれあると思う。

 

私の場合、上記の予想手順5で中穴、穴、大穴のいずれかとなったレースで、なおかつ穴馬(軸馬)がはっきりとしている場合に「買い」と英断する。

(先にも述べたが、穴レースの典型的なオッズ表は別の投稿で紹介する。そこで穴馬(軸馬)の選び方なども紹介するつもりだ。)

 

経験を積むと自分の得意なパターン、レースの型というのが定まってくる。

オッズ表の良いところは、まるで絵を見るかのように全体像をパッと掴めることである。買いか見送りか、勝負か遊び程度に買うべきかを瞬時に判断できるのだ。

 

オッズを始め様々な数値から機械的に判断してもいいし、自分にとって「獲りやすい」と感じたレースならば「買い」、そうでなければ「見送り」とするなど、臨機応変に臨みたい。

 

予想手順7:馬券の種類と買い目を決める

このレース「買い」と判断したとしよう。

 

馬券の買い方にも様々あるが、私は軸を決めて軸から流す買い方が好きだ。そして基本的に軸には穴馬を据える。

その軸馬の決め方は、ストップ断層直前(左側)の馬1~3頭とするのが基本だ。

馬連・単複比較

このレースの場合、馬連5位のストップ断層の直前、⑧と②の両方、またはどちらかを軸にする。

 

ただしこのレースは「堅い」という判断が下っている。

つまり、⑧と②は馬連の軸としては少々辛いかもしれないということだ。

馬連1位~3位⑤③①の3頭が1~3着を独占することはないだろうが、1、2着はこの3頭で決まってしまうかもしれない。

 

よって、⑧と②を軸に3連複を買う。

相手筆頭は当然⑤だ。

そこで買い目は、3連複フォーメーションで⑧②-⑤-①③⑧②の5点買いとする。

・・・やや買い過ぎ感は否めない。

 

では、もう少し絞り込んでみよう。

先程、⑧と②のうちどちらか一方を選ぶなら②だという話をした。

よって軸は②だけとし、②-⑤-①③⑧の3点買いというフォーメーションもありだ。

 

さらに馬連3位の断層を評価し、③①のうち一方は必ず馬券に絡むと判断すれば、②-⑤-①③の2点買いまで絞り込める(かもしれない)。

 

3連複ではなく馬連で買うという場合は、馬連1位の⑤から流してもいいし、あるいは上位5頭のうちの何頭かをカットしてBOXを組んでもいい。

オッズ表だけを根拠に絞り込む(カットする)ことは難しいのだが、そこは臨機応変で構わない。

「オッズ表はあくまで予想の手段の一部でしかない」という方は、独自の方法で絞り込んでいただければ良い。

 

レース結果

さて、結果はご存知の通り、

1着①スズカルパン

2着⑤サイモンラムセス

3着②シンボリジャズ

となり、馬連は440円、3連複は630円の配当となった。

オッズ表_完全版結果反映済

※1着=赤、2着=黄色、3着=水色

 

 

まとめ

オッズ表を使った競馬予想は、 以上のようなプロセスを経る。

 

いかがだっただろうか?

「面倒くさっ!」と感じた方も多いかもしれないが、実際私はこんなに丁寧に予想していないし、慣れればスピードも格段にアップするので安心してほしい。

 

慣れるためにはある程度の数のオッズ表を見て予想することが必要なのは間違いないが、気長にやっていこう。今後、実レースを例に実践編を投稿する予定だ。どうぞお楽しみに!

 

最後に予想の手順をおさらいをしておこう

 

1.外的要因を確認する

  • 外的要因が強いレースでは、思わぬ穴馬の台頭に注意。

2.レース判定を確認する

  • 単勝30.0倍未満の頭数⇒10頭以上で×(荒れる傾向)
  • 複勝3.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、2頭以下で×(荒れる傾向)
  • 複勝4.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、4頭以下で×(荒れる傾向)

3.1番人気の判定を行う(馬連1番人気のオッズ、単勝1位の馬の単勝オッズ・複勝オッズを確認する)

  • 馬連1番人気のオッズ⇒8.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の単勝オッズ⇒3.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の複勝オッズ(上限の方)⇒2.0倍以上で×(荒れる傾向)

4.オッズ・断層・順位変動を中心に全体を見る

  • 上位人気馬のオッズが高いか低いか?
  • 穴馬(C群以降の下位人気馬)のオッズが高いか低いか?
  • 確固たる断層があるか?
  • 上位人気馬(A、B群)の順位変動が激しいか?

5.レース傾向の最終判断を行う(堅い/中穴/穴/大穴のいずれかを選ぶ)

  • 上記1~4を総合的に判断し、「どのグループまでが馬券に絡みそうか」という視点で判断する。

6.買いか見送りかを決める

  • 判断基準は人それぞれ。私は上記5で「穴レース」と判定され、穴馬(軸馬)が明確なレースである場合に買う。

7.馬券の種類と買い目を決める

  • 軸はストップ断層直前の1~3頭。

以上だが、もちろんこの限りでは全くない。

あなた独自の方法にカスタマイズしていただいて一向に構わないのだ。

 

以上、あなうまさんでした。

 

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