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オッズ理論の予想手順

2017年6月3日オッズ競馬予想講座

今回は、オッズ理論の予想手順を具体的に述べます。

競馬予想にオッズ表という武器を取り入れたいという方には絶対に読んでほしい投稿ですので、お見逃しなく。

 

先に断っておきますが、前回までの3つの投稿を既に読み終えているという前提で話を進めます。

まだ読んでいないという方、特にオッズ理論は初めてという方は、できれば先に以下の3つの投稿を上から順に読んでください。

 

読んでいただけましたか?

それでは実際のレースのオッズ表を使って、オッズ理論の予想手順を解説していきます。

ちょっと面倒ですが、がんばってください!

 

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2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別

予想するのは、2016年5月8日()京都9R 鴨川特別です。

これまで何度も登場しているオッズ表ですね。

オッズ表

こちらが、レース当日、午前9時30分のオッズを使って作成したオッズ表です。

オッズ表_完全版

このオッズ表を使って、オッズ理論の予想方法を説明していきます。

 

予想手順1:外的要因を確認する

まずは真っ先に外的要因を確認しましょう。

オッズ表_ヘッダの外的要因

馬場状態は良馬場、重賞やハンデ戦等でもなく、真っ白です。

「外的要因は弱い」ですね。

 

予想手順2:レース判定を確認する

オッズ表_ヘッダの穴レース候補

レース判定欄を確認し、レースの傾向(堅いか荒れるか)をざっくりと判断します。

基準は以下の通りです。

  • 単勝30.0倍未満の頭数⇒10頭以上で×(荒れる傾向)
  • 複勝3.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、2頭以下で×(荒れる傾向)
  • 複勝4.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、4頭以下で×(荒れる傾向)

まず単勝30.0倍未満の頭数を確認することで、出走馬の実力が拮抗しているかどうかを見ます。

単勝オッズが30.0倍未満の馬、つまり馬券圏内の馬が多ければ多いほど、出走馬の実力が横並びのレースと考えられます。

 

次に複勝3.0倍未満、複勝4.0倍未満の頭数というのは、上位人気馬の弱さを計る指標になります。

複勝オッズ(上限の方の値。複勝オッズ1.1~1.3の場合、1.3の方)が低い馬が5頭も6頭もいるようなレースでは、それらの馬だけで決着してしまう場合が多いです。

逆に、複勝3.0倍未満、複勝4.0倍未満の頭数が少ないということは、上位人気馬の馬券が売れていないということ、つまり、上位人気馬が弱いということです。

 

単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上と実力が拮抗しており、なおかつ上位人気馬が弱い。

このようなレースは穴馬にも十分チャンスがあり、荒れることが多いです。

 

改めて見てレース判定欄を見てみましょう。

オッズ表_ヘッダの穴レース候補

単勝30.0倍未満、複勝3.0未満、複勝4.0未満のいずれもが×ではありません。

つまり、荒れる可能性は低いということです。

 

予想手順3:1番人気の判定を行う(馬連1番人気のオッズ、単勝1位の馬の単勝オッズ・複勝オッズを確認する)

1番人気のオッズを確認する理由も、レースの傾向(堅いか荒れるか)を判断するためです。

特に馬連1番人気のオッズが高いと、穴レースとなる傾向にあります。

 

判定基準は以下の通りです。

  • 馬連1番人気のオッズ⇒8.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の単勝オッズ⇒3.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の複勝オッズ(※)⇒2.0倍以上で×(荒れる傾向)
    ※複勝オッズは上限の方のオッズ、例えば複勝オッズ1.1~1.3の場合、1.3の方で判断します。

 

さて、馬連1番人気のオッズは、紛らわしいがここでした(赤枠で囲ったところ)。

馬連1番人気オッズの場所

馬連1番人気のオッズは5.3倍ですね。

そして単勝1位⑤の単勝オッズは2.2倍、複勝オッズは1.1~1.2倍です。

いずれのオッズも穴レースの傾向を示していないため、堅く収まる可能性の方が高いと判断できます。

 

予想手順4:オッズ・断層・順位変動を中心に全体を見る

1番人気のオッズを見たら、次はオッズ表全体をよく観察します。

抽象的な表現になってしまいますが、その際のポイントは次の通りです。

 

上位人気馬のオッズが高いか低いか?

上位人気馬、特にA群(馬連1位~4位の馬)の馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズが高い場合、上位人気馬は信用できず、荒れる傾向にある。

 

穴馬(C群以降の下位人気馬)のオッズが高いか低いか?

一方で穴馬(C群以降の下位人気馬)の馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズが低い場合、穴馬が馬券圏内に食い込むチャンスあり。

 

確固たる断層があるか?

上位人気馬(A群、B群)に、馬連と単勝で揃った大きい断層がある場合、穴馬(C群以降の下位人気馬)の台頭が阻まれ、堅く収まる傾向にある。そうでない場合、穴馬が台頭する荒れるレースになりやすい。

 

上位人気馬(A、B群)の順位変動が激しいか?

上位人気馬(A群、B群)の順位変動が激しく、馬連と単勝を結ぶ線が複雑に入り組んでいる場合、上位人気馬は信用できず、荒れる傾向にある。

 

このような観点でオッズ表を眺め、穴馬の台頭は有り得るか?はたまた上位人気馬だけで決着してしまうか?といったことを判断します。

改めてオッズ表を見てみましょう。

馬連・単複比較

全体的に馬連と単勝の順位変動が少ないことが分かります。

そして何と言っても馬連5位のところにある3.24の巨大な断層が目を引きますね。

今までの手順で「このレースは堅く収まりそうだ」ということが分かっているので、この断層を突破して、④⑦⑥が馬券に絡むことはほぼ無いと見て良いでしょう。

 

さらに、馬連1位、馬連3位の位置にも馬連と単勝で揃った断層があります。

このように、順位変動が少なく、穴馬(下位人気馬)の台頭を妨げるように断層が揃っているレースは、「バランスが取れている」と表現します。

 

逆に、断層もない、あったとしても馬連と単勝で位置がずれてる、あるいは順位変動が激しいというように、全体的に「バランスが崩れている」レースというのは、穴レースになりやすいです。

穴レースの典型的なオッズ表は別の投稿で紹介しますが、これ点は前もって覚えておいてください。

 

要するに、オッズ表全体のバランスが取れているかいないか、パッと見た感じぐちゃぐちゃか整っているかを見ることが、レースの傾向を判断する上でとても重要になります。

 

予想に戻ります。

次は馬を個別に見ていきます。

森(オッズ表全体)を見てから木(個々の馬)を見ていく、といった感じでしょうか。

馬連・単複比較

まず馬連1位の⑤ですが、馬連・単勝ともに断層を形成している上に、単勝オッズ、複勝オッズも低く、非常に安定した1番人気です。

少なくとも3着は外さないでしょう。

 

次に馬連2位の③、同3位の①を見てみます。

ひとことで言うと、微妙。

馬連オッズが5.3倍、5.7倍ですが、これは高くもなければ低くもないという感じです。

本当に上位人気馬が突出している場合は上位人気馬同士の馬連が2~3倍程度になる場合もざらですが、そのような場合に比べるとやや不安定と言えます。

また、複勝オッズを見ると③が1.2~1.9倍、①が1.2~1.8倍で、これも高くもなければ低くもないという感じ。

複勝オッズを判断するときには基本的に上限の方のオッズ、すなわち③なら1.9、①なら1.8の方を使って判断する場合が多いですが、それぞれ信頼するには少々心許ないオッズです。

 

以上より、上位人気馬3頭(⑤③①)が1~3着を独占する可能性はそう高くないと判断して差し支えありません。

非常に安定している馬連1位の⑤が馬券に絡むとすると、③と①のどちらかは馬券圏外になると考えるのが妥当です。

 

では、③と①の両方が馬券圏外になる可能性はどうでしょうか?

オッズ表を見ると、馬連3位の位置に大きくはないが断層があることが分かります。

そもそも堅く収まりそうなレースだという判定が出ているので、③と①の両方とも馬券圏外になる可能性は低い、と見ておいた方が良さそうです。

 

次に馬連4位の⑧、同5位の②を見てみましょう。

馬連オッズ、単勝オッズ、複勝オッズのいずれも十分馬券圏内です。

この場合⑧と②の両方を馬券に組み込まなければなりませんが、あえてどちらかを選ぶとすると、間違いなく②です。

 

理由は、馬連5位の位置にある3.24の断層の存在です。

オッズ理論においては、このような決定的な断層を重視します。

このように前後の馬を分断するような大きな断層がある場合、その断層の手前に位置する馬が馬券に良く絡むからです。

 

改めてオッズ表を見ると、

馬連・単複比較

②は、馬連5位の位置にある3.24の決定的な断層直前という絶好のポジションに位置しています。

しかも②は馬連では5位ですが、単勝、複勝ともに4位に順位を上げています。

よって、⑧と②どちらかを選べと言われたら、オッズ表で見る限りは②で決まり!

ただ、そうだとしても⑧が馬券に絡まないという明確な根拠はありませんので、⑧を捨てる(カットする)ことはできません。

 

最後に残りの馬、④⑦⑥についても一応見てみましょう。

④だけは唯一馬連・単勝・複勝全てが馬券圏内のオッズですが、馬連5位の位置にある3.24という強力な断層に阻まれているため、馬券圏内への台頭は厳しいでしょう。

 

予想手順5:レース傾向の最終判断を行う(堅い/中穴/穴/大穴のいずれかを選ぶ)

上記予想手順1~4を総括して、レース傾向の最終判断を行います。

その際には、「どのグループまでで決着するか」、「何位の馬が台頭してくるか」という観点で判断すると良いです。

  • 「堅い」…A群中心(馬連1位~5位の上位人気馬で決まりそう)
  • 「中穴」…A群だけでは収まらず、B群~C群の馬(馬連7位~9位)の馬が絡む
  • 「穴」…C群(馬連9位~12位)の穴馬が絡む
  • 「大穴」…D群(馬連13位~15位)の大穴馬が絡む、あるいはC群以降の穴馬~大穴馬が2頭台頭する可能性がある

 

このレースの傾向は間違いなく「堅い」で、上位人気馬5頭で決まりそうです。

仮にA群だけで収まらずB群の④⑦⑥が絡みそうだと判断できるなら、「中穴」ということになります。

 

予想手順6:買いか見送りかを決める

このレースは堅く収まると判断できました。

穴党の私はこの時点で「見送り」としますが、本命党の方はこういうレースこそ「買い」と判断されるかもしれませんね。

 

このように、買いか見送りかの判断基準は人それぞれあると思います。

私の場合、上記の予想手順5で中穴、穴、大穴のいずれかとなったレースで、なおかつ穴馬(軸馬)がはっきりとしている場合に「買い」と判断します。

(先にも述べましたが、穴レースの典型的なオッズ表は別の投稿で紹介します。そこで穴馬(軸馬)の選び方なども紹介するつもりです。)

 

経験を積むと、自分の得意なパターン、レースの型というのが定まってきます。

オッズ表の良いところは、まるで絵を見るかのようにレースの全体像をパッと掴めることができ、買いか見送りか、勝負か遊び程度に買うべきかの判断がすぐにできることです。

オッズを始め様々な数値から機械的に判断しても良いですし、自分にとって獲りやすいパターンならば「買い」、そうでなければ「見送り」とするなど、臨機応変に判断することが可能です。

 

予想手順7:馬券の種類と買い目を決める

仮にこのレース「買い」と判断したとしましょう。

馬券の買い方にも様々ありますが、私は軸を決め、軸から流す買い方が好きです。

穴党なので、基本的に軸には穴馬を据えます。

 

その軸馬の決め方ですが、オッズ理論では、断層、特に決定的な断層手前の馬1~3頭とするのが絶対的なセオリーです。

馬連・単複比較

このレースの場合、馬連5位の断層の直前、⑧と②の両方、またはどちらかを軸にします。

 

ただ、このレースは「堅い」という判定でした。

つまり、⑧と②は馬連の軸としては少々辛いかもしれない、ということです。

馬連1位~3位⑤③①の3頭が1~3着を独占することはないでしょうが、1、2着はこの3頭で決まってしまうかもしれません。

 

よって、⑧と②を軸に3連複を買いましょう。

相手筆頭は当然1番人気の⑤です。

そこで買い目は、3連複フォーメーションで⑧②-⑤-①③⑧②の5点買いとなります。

しかし、やや買い過ぎ感は否めませんので、もう少し絞り込んでみましょう。

 

先程、⑧と②のうちどちらか一方を選ぶなら②だ!という話をしました。

よって軸は②だけとし、②-⑤-①③⑧の3点買いというフォーメーションもありです。

さらに馬連3位の断層を評価し、③①のうち一方は必ず馬券に絡むと判断すれば、②-⑤-①③の2点買いまで絞り込めます。

 

3連複ではなく馬連で買うという場合は、馬連1位の⑤から流してもいいですし、あるいは上位5頭のうちの何頭かをカットしてBOXを組んでも良いですね。

オッズ表だけを根拠に絞り込む(カットする)ことは難しいのですが、そこは臨機応変で構いません。

「オッズ表はあくまで予想の手段の一部でしかない」という方は、独自の方法で絞り込んでください。

 

レース結果

さて、結果はご存知の通り、

1着①スズカルパン
2着⑤サイモンラムセス
3着②シンボリジャズ

 

となり、馬連は440円、3連複は630円の配当となりました。

オッズ表_完全版結果反映済

※1着=赤、2着=黄色、3着=水色

 

まとめ

今回は、オッズ表を使ったオッズ理論、その予想手順を解説しました。

いかがでしたでしょうか?

「面倒くさい!」と感じた方も多いかもしれませんが、実際私はこんなに丁寧に予想していないですし、慣れればスピードも格段にアップします。

慣れるためにはある程度の数のオッズ表を見て予想してみることが必要になりますが、気長に、少しずつ経験を積んでいきましょう。

今後、実レースを例に実践編を投稿する予定ですので、どうぞお楽しみに!

 

最後に予想の手順をおさらいしておきます。

 

1.外的要因を確認する

  • 外的要因が強いレースでは、思わぬ穴馬の台頭に注意。

2.レース判定を確認する

  • 単勝30.0倍未満の頭数⇒10頭以上で×(荒れる傾向)
  • 複勝3.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、2頭以下で×(荒れる傾向)
  • 複勝4.0倍未満の頭数⇒単勝30.0倍未満の頭数が10頭以上の場合、4頭以下で×(荒れる傾向)

3.1番人気の判定を行う(馬連1番人気のオッズ、単勝1位の馬の単勝オッズ・複勝オッズを確認する)

  • 馬連1番人気のオッズ⇒8.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の単勝オッズ⇒3.0倍以上で×(荒れる傾向)
  • 単勝1位の複勝オッズ(上限の方)⇒2.0倍以上で×(荒れる傾向)

4.オッズ・断層・順位変動を中心に全体を見る

  • 上位人気馬のオッズが高いか低いか?
  • 穴馬(C群以降の下位人気馬)のオッズが高いか低いか?
  • 確固たる断層があるか?
  • 上位人気馬(A、B群)の順位変動が激しいか?

5.レース傾向の最終判断を行う(堅い/中穴/穴/大穴のいずれかを選ぶ)

上記1~4を総合的に判断し、「どのグループまでで決着するか」、「何位の馬が台頭してくるか」という観点で判断する。

  • 「堅い」…A群中心(馬連1位~5位の上位人気馬で決まりそう)
  • 「中穴」…A群だけでは収まらず、B群~C群の馬(馬連7位~9位)の馬が絡む
  • 「穴」…C群(馬連9位~12位)の穴馬が絡む
  • 「大穴」…D群(馬連13位~15位)の大穴馬が絡む、あるいはC群以降の穴馬~大穴馬が2頭台頭する可能性がある

6.買いか見送りかを決める

  • 判断基準は人それぞれ。私は上記5で「穴レース」と判定され、穴馬(軸馬)が明確なレースである場合に買う。

7.馬券の種類と買い目を決める

  • 軸は(決定的な)断層の1~3頭。

 

以上になりますが、もちろんこの限りではなく、独自の方法にカスタマイズしていただいて一向に構いません。

それでは、今回はこの辺で。

大変お疲れ様でした!


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