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実践!オッズ理論 ~人気馬サイドの堅いレース編~

2017年6月8日オッズ競馬予想講座

今回は、上位人気馬サイドで決着した堅いレースを例に、オッズ理論の実践編をお送りします。

取り上げるレースは、2016年3月6日()中山11R 弥生賞(GⅡ)です。

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2016年3月6日()中山11R 弥生賞(GⅡ)

言わずとしれた皐月賞(GⅠ)のステップレースですが、この年はマカヒキ、リオンディーズ、エアスピネルの「3強」と言われていました。

果たしてオッズ表はどうなっていたのでしょうか?

 

オッズ表

レース当日、午前9時30分のオッズで作成したオッズ表がこちらです。

フル

巷での「3強」という評判に違わず、上位人気馬3頭が突出していることが分かりますね。

手順に沿って予想してみましょう。

各手順の判定基準や判断方法については、こちらを参照してください。

 

予想手順1:外的要因を確認する

外的要因

重賞レースです。

本番への出走権を本気で狙っている人気薄の厩舎があるかもしれない、ということを一応頭の片隅に置いておきましょう。

 

予想手順2:レース判定を確認する

レース判定

これは凄いですね、単勝30.0倍未満が4頭しかいません。

そして、単勝標準偏差がすごく大きい数値ですが、これは上位人気馬と下位人気馬との単勝オッズの開きが大きく、下位人気馬は全然売れていないということです。

 

予想手順3:1番人気の判定を行う(馬連1番人気のオッズ、単勝1位の馬の単勝オッズ・複勝オッズを確認する)

次に1番人気のオッズを確認しましょう。

くどいですが、馬連1番人気のオッズはここでした(赤枠で囲ったところ)。

馬連1番人気オッズの場所

馬連1番人気のオッズは2.7倍と、とても低いです。

そして、単勝1位⑩の単勝オッズが2.0倍、複勝オッズは1.1~1.2倍と、これまた低いオッズです。

1番人気⑩が馬券圏外になることは無さそうです。

 

予想手順4:オッズ・断層・順位変動を中心に全体を見る

オッズ表全体をよく観察します。

馬連・単複比較

まず、馬連7位以降の馬にはまず用がありません。

特に単勝オッズ、複勝オッズが完全に馬券圏外ですので、予想対象から外して問題ないでしょう。

 

そこで馬連1位~6位の上位人気馬に目を移してみると、馬連と単勝の順位変動が全くないことが分かります。

複勝順位では⑪と④が入れ替わっていますが、この程度の順位変動なら問題ないレベルでしょう。

また、馬連3位、4位、6位の位置に馬連と単勝で揃った断層があり、非常にバランスの取れたレースと言えます。

なかでも特に3位の位置の4.00を超える大きな断層が目を引きます。

 

予想手順5:レース傾向の最終判断を行う(堅い/中穴/穴/大穴のいずれかを選ぶ)

上記予想手順1~4の結果を総合的に判断すると、「堅い」と判断せざるを得ません。

 

予想手順6:買いか見送りかを決める

穴党の私は見送りますが、本命党の方には持ってこいのレースだと言えます。

買い方の工夫次第では回収率150%~200%も十分可能でしょう。

 

予想手順7:馬券の種類と買い目を決める

このレースを「買い」と判断したとして、買い目を考えてみます。

馬連・単複比較

まず、馬連1位の⑩を軸にするのはどうでしょうか?

馬連10-11のオッズは2.7倍、10-4のオッズは3.3倍と低いのに対し、⑩を外した組合せ、馬連11-4のオッズは7.3倍もつきます。

つまり⑩が頭ひとつ抜けて支持されているということですが、馬連1位にある2.70の断層がそれを物語っていますね。

やはり、⑩は連を外さないと判断して良いでしょう。

 

次に相手ですが、2、3番人気の⑪④は無論カットできません。

4番人気の③が微妙ですが、その手前には4.00を超える大きな断層が立ちはだかっていますので、3着はあっても連は厳しそうだと判断できます。

 

よって、馬連⑩-⑪④の2点買い!

あるいは、

3連単フォーメーション⑩⇒⑪④⇒⑪④③、⑪④⇒⑩⇒⑪④③の8点買い!

あまり儲かりそうにありませんが、これでどうでしょう?

 

レース結果

さて、結果はご存知の通り、

1着⑪マカヒキ
2着⑩リオンディーズ
3着④エアスピネル

となり、馬連は220円、3連単は830円の配当となりました。

フル結果付き

※1着=赤、2着=黄色、3着=水色

トリガミ寸前でしたが、1着に2番人気の⑪が来たので、あるいは⑪からの馬単ならもっと回収率を上げられました。

また、3位の位置の4.00を超える巨大な断層を重視し、「上位3頭だけの競馬になる」という判断ができていれば、3連複1点買いや、少ない点数で3連単を獲ることも十分可能だったでしょう。

なお、4着は③、5着には①が入線、人気通りの決着となりました。

 

まとめ

堅いレースの特徴を掴んでいただけたでしょうか?

今回取り上げた弥生賞(GⅡ)はちょっと極端な例でしたが、特徴を列挙すると次の通りです。

  • 単勝30.0倍未満の頭数が少ない
  • 単勝標準偏差の値が大きい
  • 馬連1番人気のオッズが低い
  • 順位変動が少ない
  • 上位人気馬に大きな断層がある

このようなレースはガチガチの堅い決着になりやすいので、少ない買い目で大きく張るのもアリだと思います。

いずれにしても、穴党である私には向きません(笑)。

 

さて、次回は荒れるレースを取り上げます。

荒れるレースとは、堅いレースの裏返し。

堅いレースは非常にバランスが取れているのに対し、荒れるレースでは上位人気馬のオッズが高く、順位変動も非常に激しくなります。

確固たる断層もありません。

とにかく、全体的にアンバランスなのが特徴です。

今回堅いレースを取り上げたのは、そのことを実感してもらうための布石でもあるのです。

 

それでは、今回はこの辺で。


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