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馬連マトリクス表の見方

2017年4月11日オッズ競馬予想講座

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今回は、オッズ表のⅢの部分、「馬連マトリクス表」の解説を行う。

赤枠で囲った部分だ。ちなみに、2016年5月8日(日)の京都9R 鴨川特別のオッズ表である。

ヘッダー部、馬連・単複比較馬連マトリクス赤枠ワイドマトリクス表

 

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そもそも「マトリクス表」とは?

「マトリクス表」とは、縦横(行列)の格子状にオッズを並べた表のことである。

誰が最初に考えたのかは知らないが、オッズ競馬予想の世界では今や常識というか、当たり前のように使われているポピュラーなものだ。

 

馬連マトリクス表の見方

全体をざっくりと解説

まずは馬連マトリクス表の全体的にざっくりと解説しよう。

ちなみに、こちらが元ネタの馬連オッズ(馬番順)である。

馬連オッズ(馬番順)

この馬連オッズを縦横に格子状に並べ替えた表が馬連マトリクス表ということだ。

まず、馬連のマトリクス表であるから、赤枠で囲ったところに「馬連」とさりげなく書いてある。どうでも良いかもしれないが・・・。

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次にこちらを見ていただきたい。

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横方向(紺色で囲った部分)は、左から右にかけて馬連の人気順に馬番が並べてある。

縦方向(赤色で囲った部分)は、上から下にかけて同じように馬連の人気順に馬番が並べてある。

マトリクス表の真ん中、縦横の馬番が交わった部分には、びっしりとオッズが埋まっている。

そして、黒い壁のような図形は言わずと知れた断層だ。マトリクス表は縦横格子状にオッズを並べた表であるから、断層も縦横無尽に描かれていることがお分かりいただけるだろう。

 

馬番の並び順について

さて、馬連マトリクス表の横方向、縦方向それぞれの馬番は人気順に並んでいると述べたが、オッズ表Ⅰの部分「馬連・単複バランス表」からコピーしただけなのである。5

つまり、馬連マトリクス表は独立した表ではなく、馬連・単複バランス表が親であり、リンクしているということだ。

馬連マトリクス表は、馬連・単複バランス表の補足であって、あくまでメインは馬連・単複バランス表の方なのだ。

 

オッズの見方について

一応オッズの見方についても解説しておく。

例えば、赤く囲った12.2というオッズは、馬番③と⑧の組合せ、すなわち馬連3-8のオッズである。

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このように縦横2つの馬番が交わる全ての箇所に、該当するオッズを埋め込んであるのだ。

 

断層について

次に断層の見方を解説しよう。

断層とはオッズの差を視覚的に表現したものである。

馬連マトリクス表においては、隣り合う上下左右のオッズと比較し、1.45以上の差があれば断層を描く。

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例えばAの断層の値を計算してみると、馬連1-4の39.6 ÷ 馬連1-2の13.2 = 3.00だ。大きな断層であることが分かる。

同様にBの断層の値は、馬連8-4の70.4 ÷ 馬連1-4の39.6 = 1.78となる(小数点第3位で四捨五入)。

Cの断層の値は、馬連1-7の74.0 ÷  馬連1-4の39.6 = 1.87となる(小数点第3位で四捨五入)。

Dの断層の値は、馬連8-4の70.4 ÷  馬連2-4の31.9 = 2.21となる(小数点第3位で四捨五入)。

 

このように隣り合うオッズ同士の差を計算し、その大きさに従って黒い壁のような図形を書き込んだものが断層なのである。

 

灰色とオレンジに塗りつぶされたオッズの意味

さて、お気づきだと思うが、馬連マトリクス表のところどころが灰色やオレンジに塗りつぶされている。

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これは、オッズの逆転現象が起きている箇所であることを表したものだ。

 

詳しく解説しよう。

先程、馬連マトリクス表の横方向、縦方向それぞれの馬番は人気順に並んでいる、と述べた。

であるならば、理論的にはオッズは左から右、そして上から下にかけて上がっていくはずだ。

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しかし実際は、全く理論通りにならない。

 

実際の馬連マトリクス表に戻ろう。

例えば、赤枠で囲った馬連1-2の13.2というオッズ。ここは灰色に塗りつぶされている。

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先程も述べたが、灰色に塗りつぶされている理由は、オッズの逆転現象が起きているからだ。

 

赤枠で囲ったところのオッズと、その1つ上の場所のオッズを比べてみよう。

(馬連3-2のオッズ)15.5 > 13.2(馬連1-2のオッズ)

赤枠で囲ったところのオッズの方が低い。

 

これはおかしい。

理論通りなら、1つ上の場所、すなわち馬連3-2のオッズの方が低いはずである。

これがオッズの逆転現象だ。

 

もう一度見てみよう。

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今度は赤枠で囲ったオッズと、その左側の場所のオッズとを比べてみる。

(馬連1-8のオッズ)13.0 < 13.2(馬連1-2のオッズ)

これは理論通りだ。きちんと左から右にかけてオッズが上がっている。

 

以上の説明の通り、上側または左側のどちらかにだけオッズの逆転現象が起きている場合は、灰色に塗りつぶされる。

 

一方、オレンジで塗りつぶされている箇所は、上側と左側の両方でオッズの逆転現象が起きている。

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赤枠で囲った馬連1-6の72.2というオッズは、1つ上の80.3よりも小さいし、なおかつ1つ左側の74.0よりも小さい。

このように、上と左の2方向でオッズの逆転現象が起きているため、オレンジで塗りつぶされているのだ。

 

レース結果反映後の馬連マトリクス表

馬連マトリクス表にレース結果を反映するとこうなる。

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このレース(2016年5月8日(日)京都9R 鴨川特別)の結果は次の通りだった。

1着①スズカルパン
2着⑤サイモンラムセス
3着②シンボリジャズ

お分かりの通り、1着が赤、2着が黄色、3着が水色である。同着がある場合、例えば1着馬が2頭いる場合は、2頭とも赤く染められる。このルールは馬連・単複バランス表と同じだ。

 

フルゲート18頭立ての馬連マトリクス表

それでは最後に、フルゲート18頭立ての馬連マトリクス表をご覧いただこう。

先日2016年5月29日(日)に行われた東京優駿(日本ダービー)のレース当日午前9時30分のオッズで作成した馬連マトリクス表である。

こちらだ。13

とにかく、びっしりとオッズが並んでいる。

横方向には18頭全ての馬が馬連の人気順に並んでいるが、縦方向は10頭目(10番人気)までしか枠がないことがお分かりいただけるだろう。

縦横とも18頭分全ての枠を用意すると規模が大きくなり過ぎて辟易してしまうし、下位人気馬同士の組合せのオッズや断層を見てもほとんど意味が無いためだ。

縦10頭分×横18頭分の枠があれば十分なのである。

 

そして、灰色やオレンジで塗りつぶすことによって逆転現象の発生箇所がひと目で分かるという特徴を、より実感いただけると思う。

もしも塗りつぶしが無い下のような馬連マトリクス表の場合、どこで逆転現象が起きているかさっぱり分からないのである。

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まとめ

馬連マトリクス表の見方の解説は以上だ。

まとめると、馬連マトリクス表とは次のようなものである。

  • 馬番を人気順に縦横に並べ、格子状に馬連オッズを並べた表のことである。
  • 独立した表ではなく、馬連・単複バランス表とリンクしている。
  • 隣り合うオッズ同士の差の大きさに従い、断層が縦横に描かれる。
  • 理論的には左から右、上から下にかけてオッズが上がっていくはずである。
  • オッズの逆転現象が起きている箇所は、灰色またはオレンジに塗りつぶされる。

 

では、この馬連マトリクス表の目的は何だろうか?

もちろん馬券の予想に活用するためのものであるが、最大の目的は、いわゆる「異常オッズ」、「異常投票」というものを検知することだ。

 

次回は、実際に異常オッズが発生した馬連マトリクス表をご覧いただこう。

それでは今回はここまで。

お疲れ様でした。

 

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